『なぁまくさぁまんだら・・・うんたらたーかんまん』
2012年09月13日 [ 未分類 ]
こんばんわ。
みなさんはまだ就寝時にクーラーをつけておられますか?
小生はまだつけています。なければやはり暑いです…
しかし、涼しくなりましたね、空なんてもうすっかり秋ですもんね。
もうすでに来年の夏が待ち遠しいですが、せっかくですから秋も楽しみます☆
で、先日あるところに行ってきました。
小生が月に一度は訪れている場所です。
みなさんはまず行かれたことはないでしょう。
では、比叡山延暦寺は行かれたことがありますか?
さすがにそれはおられるでしょうね。
ちなみに延暦寺は延暦寺というお寺があるわけではないですよ、
延暦寺は標高848mの比叡山全域を境内とする寺院です。
つまり山全体が延暦寺なのです。
みなさんが行かれたのは、おそらくご本尊のある根本中堂でしょうね。
何の話やねん!って?
つまり小生が毎月訪れている場所は比叡山の山奥のあるお堂なのです。
そんなとこに何しに?って?
正直、正確に説明するのは難しいのですが、
ひとつ、わかりやすく言えば、そこに会いたいお坊さんがいるからです。
会いたいというか、会わなければいけないという衝動に駆られて…
会える保証などなく、ある日に我慢ができずに会いに行ったのです。
簡単に会えるようなお方ではないことは承知していましたが、
どうしても近くにだけでも行きたかったのです。
で、結論から言うと、その日にお会いできました。
誤解を恐れず言うと、小生を待ってくれていたかのように…
あの時の衝撃は人生で経験したことのないような…
初見で3時間二人っきりでお話をしました。
帰り道のことは全く覚えていませんが、何を話したのかはすべて暗記しています。
天台宗北嶺大行満大阿闍梨、比叡山一山 飯室不動堂長寿院住職、大僧正 酒井雄哉

初めて、酒井雄哉という大阿闍梨の存在を知ったのは中学か高校の時、
テレビで観たんです。その時の記憶が頭の片隅にあり、成人してから
節目節目で、読んでいる本などに登場するわけです。
決定的だったのが一昨年、小生が定期購読している経営雑誌に掲載されてたんです。
「え!この坊さん、まだ生きてたん!!」というのがその時の感想。
それから会いたくて、会いたくて…
で、会いに行ったというわけ。
それからは毎月、決まった日に訪れているのです。
小生は家族、社員、友人の「心身平安」だけを祈ります。
で、こないだ、阿闍梨さんにお願いしたんです。
「書」を書いてください。と…
普段は頼まれると「南無阿弥陀仏」とは書かれるそうですが、
小生は是非とも書いていただきたい言葉があったのです。
だから、「これ書いてください!!!」って図々しくお願いしたんです。
ひとつは自宅に、もうひとつは会社に…
でも、お付きの人に「たぶんそれは書いてくれないやろうね。」って、後で言われたんです。
そして1か月後…
「阿闍梨さん、おはようございます。」と挨拶に伺うと、
「あぁ、あれ書いたよ。ほれっ。」と…
それがこれだ、

そして、こうなった。


表装、額装はプロ中のプロにお任せしました。安くはなかったですが、家宝、社宝です。
「疾風勁草」は本社に飾ってあります。みんな「何やコレ?」といった感じだったでしょうが、
これで、意味が分かったでしょう。

飯室渓 總一雄哉 とありますが、總一は天台宗から頂いた行者の名前だそうです。
そうなんです、阿闍梨さんは行者なんです。
それにしても何故にそれほどまでに有名なのかと申しますと、
比叡山千数百年の歴史でたった3人しか成し遂げていない荒行の満行者なんです。
「千日回峰行」これを二回も満行したのです。
小生が説明するよりもgoogleで検索してください^^できればyoutubeで
NHKの特集「行」もご覧ください。

一日一足ですから、そう2000足あります。飯室堂の裏にかけてあります。
長くなりましたが、最後にこれだけは書いておきます。
小生は阿闍梨さんにお会いして、写真や書が欲しかったわけではありません。
また、阿闍梨さんに祈ってもらえれば災いがなくなるとも思っていません。
阿闍梨さんは「生き仏」と呼ばれていますが、
小生の印象は「今まで会った誰よりも人間臭い方」敢えて言えば、仏とは真逆でした。
悟りを開く、とはそういうことなのでしょうか。
そして、阿闍梨さんと会えて再認識したことがあります。
それは神仏は常に自身の心に存在しているといういこと。
家宝は絵や壺ではなく、家族そのものであり、社宝は社員全員であるということです。
答えは教えてくれませんが、答えがみつかる場所です。
訪れたい方は是非!よければ小生がお連れしますよ^^(社員はいつでも言ってね。)
ずっと、ブログには書かないでおこうと思っていた。
でも、書いた。理由は書きたくなったからだ。それでいいんだと思う。
こんな風に


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