『スタンドでは男たちが泣いていた。』
2012年10月11日 [ 未分類 ]
10月9日 今シーズン最終戦を観戦しに甲子園球場へ行きました。
そう、彼の引退試合だ。
金本知憲
甲子園は異様な雰囲気に包まれていた。
平日のナイターとは思えない観客数…
長々と甲子園には行っているが、こんな雰囲気は初めてだ。
17時36分 先発メンバーが発表された

何度も聞いたアナウンスなのに、鳥肌が立った。
もちろん、スタンドからは大歓声が上がった。




これで最後だ。
そして、長嶋茂雄の記録まで、あと1打点
最終打席で絶好のチャンスが到来した。
そしてこれが、金本知憲最後のスイングだ。

結果はキャッチャーフライ…長嶋には及ばなかった。
偉大な先輩も、そのすべてを見届けていた。

しかし、金本はこの試合で盗塁も見せた。
連続無併殺打の記録はこの足があったからだろう…そう言いたいところではあるが、
足が速くても、全力で走らなければ併殺になってしまう。
つまり、金本がいかにすべてを全力で手を抜くことなくプレーをしていたかである。
そんな選手に野球の神様は小さなプレゼントをした。
最終回の最終打者が打った打球はレフトへ…
自らの引退試合のウィニングボールを自らで掴んだ。

そして金本らしいコメントを残して、ユニフォームを脱いだ。
「強い体に産んでくれた両親と野球の神様に感謝します。」

今度はコーチとして野球界に戻ってきて欲しいものです。


野球っていいなぁ…改めてそう思いながら家路に着きました。
しかし、誰よりもあの日、そう思っていたのは金本さんでしょうね。
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