『あのおばあさんは独り暮らしなのだろうか…』
2016年03月08日 [ 未分類 ]
皆様、こんばんわ。
ダウンジャケットをクリーニングに出そうと思っていましたが、少し寒さが戻るようですね。
クリーニングはもう少し待つことにします。
先日、耳鼻科に行った時のことです。
小生はインターネットで前日の夜に翌朝一番の予約をしていたのです。
ですので、開院10分前ぐらいに行ったわけです。
すると小生と同じ時間にタクシーで来られた杖をお持ちのおばあさんがいたのです。
そして、扉が開き、中に入ったのですが、ここで事件は起こりました。
小生が診察券を出すと、受付のスタッフが「中村さん、一番ですのでそこでお掛けください。」と。
次いで、そのおばあさんが診察券を出すと、「○○さん、今日は予約してますか?」と尋ねたのです。
おばあさん 「いや、してないです。だから早く来たんですけど…」
スタッフ 「みなさん予約してるので、予約してないと早く来ても待ってもらうことになりますよ、大丈夫?」
おばあさん 「あぁ、そうやったね。先にタクシー呼んでしもうて…ごめんなさい。」
スタッフ 「では、次回からしてくださいね。今日は混んでるのでお呼びするのは12時半ぐらいになります。」
おばあさん 「はぁ…わかりました…」
その一部始終を横で聞いていた小生はたまらず…
「ボクの前に来られていたので、もしよければお先にどうぞ。」と、おばあさんに言ったわけです。
するとスタッフが「それは困ります。不公平になるので、順番通りお願いします。」と…
ちなみに、
その医院の予約は受診時に次回予約をするか、インターネットでするかのどちらかしかない。
時間は8時50分
12時半まで3時間半以上
インターネットで予約できるわけもなく、だからこそ誰よりも早くタクシーにまで乗って来られたのに…
黙って診察を受けて帰ろうかと、一瞬だけ考えましたが、気がつけば…
「あなた先程、不公平とおっしゃいましたが、このシステムが不公平ですよね。
インターネット予約サービスって書いてますけど、これはサービスではないですよね。
これはあくまで、インターネット予約システムですよ。それができない方はどうすればいいんですか?
今から3時間半もこの待合室で待って頂くんですか?一番に来院されてるんですよ。」と…
そして、次の瞬間に信じられないことをスタッフが言ったのです。
「いやぁ、確にそれはそうですけどね、この方は毎回毎回、予約しないで来られるんです!」と…
「ほんなら、毎回毎回、次回は何日の何時にしますか?って聞いてあげんかい!!!!!」と、
怒鳴りたくなりましたが、優しい優しい口調でそう伝えたのです。
肝心のおばあさんは小生とスタッフのやりとりが自分のことだとは全くわかっておられませんでしたが、
一応、早い時間に診察ができるようになったわけです。
わかります、わかりますよ、ルールはルールですからね。
でも、タクシーに乗って一番に来て、寒い中で杖をついて待ってる姿を見てね…
大人げないと言われようが、小生は許せなかったのです。
そして、介護に携わっている者として、そのおばあさんの暮らしが今でも心配でならないわけです。
医療業界はサービスという面では本当に非常識の坩堝です。
それはそれで成立している事実はありますが、しっかりと淘汰されるべきだと思います。
誤解を恐れず言いますと、医師は経営の素人です。
そんな素人でも開業すれば儲かるように、厚労省が診療報酬を設計しているのです。
正確に言いますと、「設計していた」のです。ですので、これからは本当に医療も経営が求められます。
そして、高齢者が通院しないと多くの医療機関は破綻します。
最も重視しなくてはいけない顧客なのでしょ?だったら、そういうサービスがあるやろ!ってことです。
とにかく「ルール」は置いておいて、おばあさんが早く診察できてよかったです。
みなさんも黙っていないで、思ったことは言っていきましょう!!!
何かを変えようとするとき、「怒り」は重要な源泉ですからね。
もちろん、弊社に対しても大歓迎です。
最後に、テレビも酷いですね。
ダウンタウンの松本が社会のニュースについてコメント?
マツコデラックスは何故にご意見番?もちろん、和田アキコも。
SMAPが解散?ゲス?センテンススプリング?
どーーでもいい。だからもちろん観ないです。
でも、これは素晴らしいと思う番組もあることは事実です。
しかしながら、そういった番組ほど深夜帯に放送しているのです。
20時には流せない?流せるけど、視聴率が取れない?
かつてのように、家族が集まりテレビを見ることもなくなった時代
テレビから多くのことを学んでいた時代
そんな時代は終わり、まさに新時代です。
医療も介護もマスメディアも変わらなくていけません。
世間を変えていた側が、変わっていく世間を必死で追いかけていることに気づかなければいけない。
そして認めなければいけない。
サービスはそれでこそ生まれるのである。