『社長になることはビデオ屋の会員になるようなもの。』
2016年06月30日 [ 未分類 ]
みなさん、こんにちわ。
振れば豪雨、晴れれば猛暑ですね。
雨も日差しも私たちにとっては必要ですが、ほどほどがいいですね。
「ほどほど」
便利ではあるが、これほど曖昧で都合の良い言葉はない。
「会社はどこまで大きくするつもり?もうそれで十分やん!」
なんて言われることがある。
また、「もうそんなに大きくするつもりはないねん。ほどほどでいいねん。」
なんて言う若い社長も少なくない。
まず、弊社をどこまで大きくするかどうかは、決めてもいないし、
社長である小生にもわからない。
もちろん計画はあるが、最終計画ではなく、あくまで中期計画だ。
また「大きさ」とは何を指しているのかもいつも疑問である。
売上、店舗数、従業員数などで計っているのだろが、そんなことはどうでもいい。
経営はそれらを競うものではないからだ。
もっと言えば、それらを伸ばすことは難しくもないし、面白くもない。
「それで十分やん!」と言ってくれるのは、
「無理せず、堅実にやりなさいよ。」という心からの忠告だと理解しているが、
正直、「うるさいわ!」とも思う。
小生としては、何一つ成功もしていない。すべて「途中」なのです。
介護業界で起業する若い世代が最近では多いが、
その理由は以下の2つがあるからであろう。
①医療・介護業界にきちんと経営している社長が少ないから。
誤解を恐れず言うと、病院などの経営者は概ね医師である。
しかし、医師は経営を知らない。だから旧厚生省は考えた。
「経営しなくても成り立つように報酬を設定しよう」と。
経営をしなくても、診療をしていれば成り立ったのである。
必要なインフラなので、かつてはそれでよかったと小生も思う。
しかし、時代や報酬制度が大きく変わった現代においても、
その流れで今だに院長兼理事長なんて医師がゴロゴロといる。
そんな組織にコミットメントする人が多くいるはずもないからである。
「自分でやるしかないな。」そう思って当然でしょうね。
②「簡単」だからである。
介護業界は、事業によってはイニシャルコストも少なく、参入障壁も低く、
介護報酬は不払いになることはない。①と同じように、偏差値の高い厚労省の
役人が報酬を決めてくれているので、経営しなくても利益はでる。
これで勘違いしてしまう社長は少なくないが、要はそういうことである。
ましてや自分に資格があれば「動けば」稼げるのである。
もちろん、小生もそうやって26歳の時に起業したわけではあるが、
「ほどほどでいいねん!」とは一度も思ったことも、言ったこともない。
売上で言うならば1.5億~2億円ぐらいの規模になると、
そういった経緯の社長らはこう言い出す。「そんなに大きくせんでもいいねん。」と。
自分はマイホームを建て、それなりの輸入車に乗り出す頃だ。
経営的な視点で言うと、全く計画がなくても、それなりの思いつきや他社のコピーで
やってこれるレベルだ。今は金融機関もジャブジャブだから融資もしますしね。
何なら起業の目的は「特にないが、リッチになりたい。」なんて社長も少なくない。
そんな社長に限ってこんなことをよく口にする。「社員を大切にしてます」
社長であって、経営者ではないのはそういった点からわかる。
自社に特殊な技術があり、会社の規模を大きくしなくても、長期的な経営ができ、
社員の処遇も十分に改善していけるならまだしも、
介護サービスというどこにでもあるサービス業で、会社を発展させていくこともせずに、
「社員は大切だ。」と、どの口が言うのだといつも思う。
社員はあなたの家を建てるための大工ではない。
残念ながら、社長のスケールを社員が越えることはない。
社長の生活クオリティが7ならば社員は永遠にそれ以下なのである。
社長が7で満足することは勝手だが、社員はたまったもんではない。
それは自由だが「社員を大切にしている」は撤回すべきだ。
社員も気付くべきだ、社長のスケールの大きさではなく、小ささに。
すみません^^こんなことを書くつもりはありませんでしたが、
最近あまりにそういったことが多く少し憂慮していたのです。
じゃぁ、あなたはそれができているのか?って?
少なくとも、小生には「STORY」があるので止めれません。
その「STORY」を描き続けるしかないのです。
より良いハッピーエンドになるために♦♫♦・*:..。♦♫♦*゚¨゚゚・*:..。♦
ですから、現在に感謝はしていますが、
足るを知りながらも、その器は常に広げたいのです。
それこそが「社員やその家族のため」だと確信しているからです。
もちろん薬局も、保育園も開設予定です。
この写真は今年の1月です。まだ工事中でしたが、今では元気な小学生がたくさんでしょうね!
勝つか負けるかのチャレンジではないですよ。
いかに、「あらたからしく」できるか!
小生の「STORY」に欠かせない要素です。
「ほどほど」に描かれた本なんて面白くもなんともない。
でしょ?