『想いの分だけ、きつく結んだ。』
2016年10月01日 [ 未分類 ]
みなさん、こんばんわ。
この度の出版において、たくさんの方々にお読み頂いているようです。
「読み終えると、なんだか少し気が楽になった。」
「おばあちゃんが亡くなる前にこの本を読みたかった。」
「早速、父親を食事に誘いました!」
本はあくまで情報の提供です。
その情報をどう解釈し、活かすか捨てるかはみなさん次第です。
ただ、ほんの僅かでも「活きる」情報をお届けできたのであれば、
この上ない喜びであります。
今まで小生に数々の経験を与えてくださった多くの高齢者の方々へ
恩返しをさせて頂けたような気がします。
私たちは営利法人であり、ボランティア集団ではございません。
ですので、「これだけの利益を目指そう!」なんてことも日常です。
しかしながら、活動の目的は利益ではありません。
ドラッガーは「利益は目的ではなく、目的のために必要なものである。」
と言っていますが、その通りです。
しかし、得た利益をどうするのかは非常に重要であります。
独り占めする社長もいるでしょうし、社員みんなで分け合う会社もあるでしょう。
どのケースも不正解はありませんが、「正しい」はあるように思います。
今回の書籍の売上などはすべて寄付しますが、
それは地域によって学ばせていただいた事を書いただけだけなので、
その報酬は地域に戻す、ということだけなのです。
私たちの「正しい」の価値観はこのようにシンプルです。
同じように、2008年から続けている絵本の寄贈「おむすび文庫」も同じです。
地域から預かった利益を会社が適正な分だけ頂戴し、残りは戻す。
納税もしますし、絵本としても戻す、ということです。
ただ、届けたいのは絵本ではないのです。
「おーい、お父さん、お母さん!私たちもいますからね!」
「おーい、病院!人手が足りなければ助けにいくよ!」
「おーい、子どもたち!いっしょにがんばろう!」
この日のために買ったタイを結んだ。
「残念ながら、すべての子どもが元気になることはないけれど、
ひとりでも、ふたりでも…
お母さんだけでも、スマイルになってほしい」という願いを込めて…
私たちは、私たちにできることは何でもする。
私たちは、私たちにしかできないことをする。
私たちは、そういう想いで集った仲間だ。
やりたいことが星の数ほどある、そんな仲間たちだ。